セルフ処理【やり方編】~ムダ毛とオサラバ~
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家庭用って最近SNSで良く見るけど…ほんとに自分でできるの?
本記事では、実際のやり方について、販売歴10年以上の専門スタッフが分かりやすく解説したいと思います。
目次
家庭用の製品って、そもそもどんなもの?
大きく分けると[フラッシュ式]と[レーザー式]があります。
家庭用とエステによる照射は同じ「フラッシュ式」を用いており、操作することに免許などは不要で、誰でも簡単にご利用いただけます。
資格の無い一般人でもできるものなの?
もちろんできます。実はエステティシャンには、理容師や美容師のような国家資格は存在しません。
(エステティック業界内において発足された、民間団体が実施している資格制度などはあります。)
つまり、フラッシュ式は誰でも扱う事ができ、操作をするために特別な技術や免許は必要ないのです。
自宅で本格的なセルフ処理をする事は決して難しくありません。
セルフ処理の準備(前日)
処理したい部位のムダ毛を事前に必ず剃っておきましょう。
専門的な器具などを買い求める必要はなく、ご自宅にある剃刀や電気シェーバーで問題ありません。
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当日に剃るよりも前日のうちに剃っておき、翌日表面に出てきたムダ毛に光を照射すると、効率良く進める事ができるでしょう。
普段から毛抜きを使用されている方は、毛抜きを控えてください。
セルフ処理の準備(当日)
使用直前、照射部位を必ず冷却します。
やり方は様々ですが、冷却を行わないとお肌に痛みや刺激を感じる事があります。
とはいえ、多くの利用者が「毛抜きで抜いた程度」と表現しております通り、ご利用に支障をきたすようなものではありません。
では、冷却はどのくらいの時間行えばよいのでしょうか。ケノンの場合、説明書には照射の前後10秒しっかりと冷やすように記載があります。
レベル10で毛の濃い部分に使用する場合、しっかりと長めに冷却すれば刺激を感じにくくなります。気になる場合、20秒程度冷やすと良いでしょう。
肌が強くて毛も薄い箇所に使用する場合、冷やす時間を短めに調整するユーザー様も多いようです。
肌の冷却時間については、使用箇所やレベルによって、このくらい冷やせば大丈夫、という感覚を見つけてください。これは、個人によって様々なので正解はありません。
1.【参考冷却時間】
以下の表の一番右側の項目に多く当てはまる場合、冷却時間を長めにして下さい。
照射時のレベル | 弱い or 強い |
肌の色 | 色白 or 色黒 |
毛の濃さ | 薄い or 濃い |
極論、肌の感覚が無くなるくらいに冷やすと、照射しても何も感じなくなります。
男性の髭などに照射する場合は、特に冷やす時間を長くした方が良いでしょう。
2.【冷却ジェル(液体)を使っても大丈夫?】
絶対に「ダメ」です。
機械の中に液体が入り込むことで故障や予期せぬ動作の原因となる可能性があります。メーカー保証対象外となりますので、ジェル等の使用は絶対にお止めください。
3.【冷却のためのクーリングパック(保冷剤)の代用品は?】
原則、同梱の保冷剤をご利用下さい。代用品を探す場合、保冷剤の表面に水滴がつきにくいものをご利用下さい。保冷剤が溶け、水滴により機器が濡れた場合、故障の原因となる可能性があります。
同梱の保冷剤は、表面が不織布で覆われています。使い捨てマスクで使われている材質でお馴染みです。ケーキ屋さんでついてくる保冷剤は表面がつるつるしており、溶けると水浸しになります。
固く絞った冷凍タオルや、冷凍ペットボトルをタオルで覆うなどして工夫をしているユーザー様もいるようですが、いずれにしても水浸しにならないようにお気を付けください。
4.【肌の冷却機能はある?】
ケノンで肌を冷却する機能はついていません。
人間は、37度前後の熱を常に放ち続けている物体です。カチコチに凍った氷で冷やした体温が、すぐに元通りになるのは皆さまご経験した事があると思います。
医療と科学がこれだけ発達した現代においても、骨折などのケガをした場合、冷やすときは「氷」が真っ先に使われています。
車やパソコンのような熱を出す機械の冷却にも、液体を冷却し循環させる仕組みが効率的とされています。
このように、熱を簡単に冷やすためには「冷やした液体」か「氷」が効率的で、経済的です。
肌を冷却する機能は医療用レーザーにすら搭載されていませんので、もし十分な冷却機能を有した機械を作った場合、家庭用では売り出せないほどの高価な製品になると予想できます。
中途半端な機能として実装してしまった場合、代用どころか保冷材の方が冷却優れているなんて事になりかねません。
ケノンはそうした無駄と思われる機能は実装せず、代用がきかない「ムダ毛処理に本当に必要な機能」を徹底的に追及した製品となっています。
肌の冷却には、手軽に抜群に冷やせる手段として、保冷剤こそがおすすめです。
照射のやり方について
業務用、家庭用問わず、多くの製品はお肌に触れる先端部分(ハンドピースやプローブと呼ばれます)に肌センサーが内蔵されています。
このセンサーがお肌に触れて反応すると照射ができる構造になっています。
簡単にご説明しますと
①お肌にハンドピースが触れる
↓ ↓ ↓
②肌センサーが働き照射ができる状態になる
↓ ↓ ↓
③照射ボタンを押して光照射
このような手順で処理を行うのが一般的です。
肌にセンサーが触れていなければボタンを押しても照射されない為、誤って人に向けて照射をしても光が出ないように安全面には配慮されています。
特にセルフで行う家庭用は、こうした安全設計においては十分な機能が備わっていると言えるでしょう。
初めてご利用の方は安全性について心配されると思いますが、正しく使用をすれば誰でも安全にお使いいただけます。
利用後の肌ケアについて
照射後には、保湿によるケアが大切です。
ボディーローション等を使って照射した部位を入念に保湿しましょう。
いかがでしたか。
家庭用によるセルフケアは、実は誰でも簡単にできてしまう事がお分かりになったのではないでしょうか。
特別な知識や技術も要らないやり方として、既に多くの人達が自宅派に切り替えています。
新型コロナウイルスによって始まった新しい生活様式、このような時代だからこそご自宅でのケアを選ばれてみてはいかがでしょうか。
照射当日の入浴はNG?
照射後の入浴については、エステや医療でも控えるように説明されます。
同様に家庭用でのセルフでも、湯船に浸かる入浴は控えていただく必要があります。
当日はシャワーで入浴は済ませ、照射した部位をゴシゴシ擦ったりしないようにしましょう。また、シャワーの温度は37度前後の体温より高すぎない温度にしましょう。
石鹸やボディーソープを良く泡立てて、泡で軽く洗うようにしてお肌を清潔に保ってください。